年末二日間は完全に徹夜。48時間寝ずにヴィネット製作に没頭した苦しくも幸せな時間でありました。
この作品を出す予定のコンテストは写真審査で、締切りは31日の消印有効。31日の昼頃上物の塗装がやっとこさ完了。写真屋さんに5時までにデータを持ち込まないと当日プリントできない。ということは撮影の時間を差し引いて4時までにはベースを完成しなくてはならない。この時点でベースの作成時間がどう計算しても足りなかった。まず木工用ボンドが乾かない。ニスも乾かない。メディウム類も乾かない・・・。そう、乾燥の時間を計算に入れていなかった・・・。
仕方ないので、以前に作ったヴィネットを壊して台だけ流用。結局グラウンド・ワークに3時間、草木は接着せずにブスブス刺しただけの荒技でなんとか急場をしのいだ。我ながら「火事場の馬鹿力」的思いつきでありました。
郵便局の時間外窓口で受付してもらってホッと一息、外に出てタバコに火をつけると、道路には初詣に向かう若者が・・・。う〜んドラマのワンシーンのような2006年の暮れでありました。
↑逃げるドイツ軍サイドカー。
↑追うソビエト騎馬兵。
完成してみて思うのは「イマイチ!」。騎兵に追われるサイドカーって、シーンにすると陳腐すぎる!。「分かりやすさ」をテーマに作ってはみたものの、深みが無いし人間ドラマみたいなものをまったく感じな〜い!。
単品はともかく、複数の物や人形を絡めるヴィネットを作った後は、達成感というより不満が噴出して、いつもなんかモヤモヤした気持ちになるんだなぁ。いつかは「やったった!」というものを作ってみたいものだ。
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