オートバイ兵を襲う追っ手は?

逃走するオートバイを襲う追っ手はソビエト軍のコサック騎兵(!?)だった。
戦国時代じゃあるまいし馬を本気の戦場で使うかぁ?と思ってしまうところだが、ソビエト軍かなり本気だったみたいです。

メジャーメーカーの「馬」絡みキットを見てもフィールドキッチンを運んだり将校のカッコつけ用だったり、どれも落ち着いた馬ばかりで、本気で走ったり荒くれている「馬キット」は見た事がなかったが....
↑でも、探したらあったんですね〜ロシア製ZVEZDA社の「ソビエト軍 コサック騎兵」!最初見たとき「なんだこれは」状態だった、だって使う人がかなり限られてるように思うのだが・・・。でもいろいろ調べてみると結構活躍したようで、ドイツ軍の大砲陣地を襲撃したりした戦闘は有名みたい。やっぱりこの人たちが踊ってたのが「コサックダンス」なのかな?。まあ、深い考証はイイとして、とにかく作りたかったのが走る「馬」のヴィネットで、走ってる理由を強引かつ納得できる範囲で設定したというわけ。何で走っているのか?→追っかけてる→何を?→ドイツ軍の要人を乗せた車両。というふうに短いストーリーを考えて、「車両」は大きすぎるとそっちが主役になってしまうので、サイドカーにすることにしたのだ。
ちなみにこのサイドカーもドイツが兵器開発を禁止されていた頃から使用されていたらしく、本気で両者がやりあう場面はあったに違いない(・・・と思う、たぶん)
↑ロシア製ということで勝手な思い込みもあり、あんまり期待してなかったが、なかなかどうしてかなりイケてるキットだった。モールドもかなり細かくシャープでしかもがっつり深い。下手に彫り直しなんかすると原型師に「触るんじゃない」と言われてるような気分になる。ヘッドに関しては、どのメーカーのものも妄信的にホーネットに取り替えるのだが、この「スターリン髭」のオヤジヘッドは複製をとっておきたいぐらい良くできていてこのまま採用とする。
一個作って塗装用に台に固定するとモスクワのどっかの広場にありそうな銅像みたいな存在感を放っている。

「剣を振り回して追っかける騎兵と逃げるサイドカー」なんてあまりにもベタな設定だけど、「分かりやすさ」という点では良しとするべきか? もうひとひねりするべきか? 最後まで悩みそうだなぁ。

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