リレー製作

ある方から、模型の塗装だけをやってくれないかとのご依頼がありまして、そりゃあ面白いとホイホイその企画にのりました。


模型好きの中でも「工作」好きと「塗装」好きがいて、僕は塗装するために工作してるようなタイプなので、正直言って工作は面倒臭いと感じる事が多いのです。逆に「工作がおもしれぇんじゃねぇの!」ってタイプも多数いたりして、この両者が出会った時にこの幸せな企画が成り立ったのです。お題はクーゲルブリッツ。
4号戦車の車台に潜水艦用の高射機関砲塔を強引にねじ込んだコラボ戦車。実車は終戦間際に作られ、結局実戦に参加したのは2輛のみという超レアな車輛のようです。
作品はドラゴンの再販企画であるオレンジボックスのクーゲルブリッツと、最新キットであるIV号H型(後期)を二個一にして現在の他のキットレベルのディテールを実現したもの。そこかしこに見られる悪戦苦闘の激戦的工作に報いるよう、気合い入れて塗りましたぜ。


塗装は大戦末期の雰囲気。錆び止め塗料のプライマー色をブラウンと見立てた、ダークイエローとの2色迷彩でいきます。
軽くシャドウ吹きした後、ガイアカラーの222オキサドレッドで全体を覆う。


砲塔のカバーを取ると中は球体なんですね。これで空に向かってどんな角度にも打ちまくれるというわけですな。


で、いきなり塗装完了の図。勢いで作業してて写真撮るの忘れてました。


ボカーン!!フィギュアも完成!!今回は全面ファレホ塗装であります。


製作前は、工作されたものを塗るだけってこんなにも楽なのか、って感じると思ったのですが、やはり作品一個にかけるモチベーションって、途中からだろうが最初からだろうがあまり違いがないのですね。リレーの選手が複数で走るからってゆっくり走ったりしないのと同じですな。ん?例がおかしいか?
ま、塗装好きとしては、美味しいとこだけもらったのは事実ですけどね。
Mさんありがとうございました。またこの企画ができることを楽しみにしております。

コメント

  1. dachi-bin より:

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    自分もこのキット持っているのですが、中須賀さんの塗装見て作りたくなってきました!!
    サビ止めのオキサイドレッドオンリーのクーゲルブリッツもありかな?と今、思っちゃたりしています。
    自分も塗装とウエザリングの方が製作より好きなんですが、製作中にてよくモチベーションがダダ下がりになることが多いです。(T_T)
    余計な製作が多いだけなんですけどね。(・_・;)
    あとこのプラトーン製のフィギュア!!
    何度、見ても小人さんです。(^^ゞ
    今度、購入してみようかと思っています。 Like

  2. plamolog より:

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    そうそう!僕もオキサイドレッド塗った時に「これもアリかな」って思いました!
    僕は製作中にモチベーションが下がったら、潔く製作を中止して別のキットを作ります(笑)

    このプラトーン製のフィギュア本当にイイですよ。値段に見合った作りしてますぞ。 Like