草と泥

履帯(キャタピラ)に泥と草を少々付着させました。
今回使った泥の素材は、油絵具のバーントアンバー(焦茶色)。チューブから出したそのままを薄めずにスタティックグラスと混ぜて付着させました。
履帯に泥色を塗るんじゃなくて、立体的に泥のディテールを追加するのと、草素材の接着剤として油彩ダイレクトを使うのです。

盛り上がった泥の表現方法としては

・粉パステルかピグメントをマットメディウムに混ぜて何層にも重ねる
・ラッカーパテで盛り上がりを作った上に泥色を塗装する
・使い捨てカイロの中身をドフィックス等に混ぜて付着させる

などの方法が思い浮かびますが、どれもツヤ消しに仕上がってしまうのが今回の狙いに合わず却下。ベースは湿った永久凍土のような草原のイメージなので(あとから思いついたのですが・・)フレッシュな泥と草を噛み込んだ履帯には濡れたツヤが欲しかったのです。いかがでしょう?

しかし、銀ブラシしたりパステルでサビを描き込んだりしたのに、見事に全部隠れてしまいました・・・・残念!

コメント

  1. ぷらもぱぱ より:

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    僕は仕事柄キャタピラはほぼ毎日見るのですが田んぼとか泥濘の中に突撃した後は本当こんな風に汚れてますよ。雰囲気ばっちし!です。でもこの仕事の後はキャタの掃除が大変なんだよな~ってのは私事でした Like

  2. plamolog より:

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    するどい現場の意見。太鼓判いただきました!
    ホントこれ掃除するの面倒くさそうですね〜。
    模型は汚して完成なのでイイですね〜。汚して褒められるのって戦車模型ぐらいじゃないかなぁ。不思議な趣味ですよね。 Like