ガールズ&パンツァー.大洗女子学園カバさんチーム3号突撃砲F型.こんな風に作ってました(後編)モデルグラフィックス2021年6月号No.439掲載

先に見てから読むか、読んでから見るか、、、製作動画後編完成しております↓


さて、製作の続きです。
車体上部のスミ入れ。
白い車体は立体の変化が見えづらくなるので、窪みの隅、溶接でできた凹凸、装甲や部品の継ぎ目、ハッチの開閉部分など、造形の変化のある箇所は徹底的にスミを入れていきます。 例えばジャッキの固定ラックの取り付け基部。ここはサビ色で変化をもたせました。 ボルト周辺。丸一個ずつ全部塗ります。 蝶番も絶好の強調箇所。 点検ハッチの境目は必須のスミ入れポイント。流し込みだけで足りない場合は、影を描きこみます。

冬季迷彩の「白」を油絵具で追加。前編で塗った冬季迷彩の白は綺麗すぎるので、実車同様に上塗りで雰囲気を出します。切り詰めた筆で叩くように絵の具を乗せていきます。絵具の濃さはゴッホ級のチューブから出してそのままのものをペタペタとね。

続きまして“銀ブラ”です。履帯の突起部の金属露出部分に銀色の塗料をドライブラシでゴシゴシ擦り付けます。使用するのはタミヤのペイントマーカーX-11クロームシルバー。ペン先から筆に移して使用します。

地面と擦れる突起部をゴシゴシ。

起動輪の歯が履帯と接触して金属が露出した様を筆で描きます。

泥はねは薄めた油絵具をスパッタリング。

木製パーツの表現。
金属だらけの戦闘車両で木製素材は変化をもたらす貴重な“役者”。ベースにタミヤエナメルのデザートイエローを塗って、しっかり乾燥させクリアでコートした後に油絵具のバーントアンバーを塗布。。。

毛先を切り詰めた筆で境目をボカして完成。木目を描いても雰囲気出ますが、無しでも細かい木目の木の感じがします。

真鍮線をヤスリでテーパー状に削ってアンテナを作ります。

劇中でこのくらいの角度でアンテナが立てられているのが印象的でした。ここは冬季迷彩の白ではなくベースカラーのジャーマングレーです。

雪の表現。
雪素材にはグリーンスタッフワールドのスノーフレークをグロスポリマーメディウムを接着剤として使用しています。

グロスポリマーメディウムは乾いても艶が残るので溶けかけた雪にも氷にも見えるので、雪表現には欠かせない便利な画材です。ちなみに埃や土を接着するのにはマットメディウムを使用します。

よし!これ塗って、、、完成!!



テレビ、OVA、そして劇場版と戦いの度に七変化した活躍をみせた大洗女子学園のカバさんチームが乗るIII号突撃砲F型が装いも新たに新登場!新パッケージ、新デカールに加え劇場版仕様として成形色は塗装がしやすいジャーマングレイ(本体)、ブラック(履帯)で再現!さらに豪華選択パーツとして、テレビ版のプラウダ高校戦仕様を再現できるマジックトラック製のヴィンターケッテが付属!あの激しい雪上戦での活躍が再現できます! デカールは発色のいい高品質なカルトグラフ製です。


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