どこかの先輩凄腕モデラーが言っていたか書いていたコト「ジオラマ作りは足し算である!」
簡単に聞き流してしまうと「そりゃそうだろ」となるのですが、実は深〜い言葉なんだなぁ、と僕は思ってしまうのです。
勿論、何をどう足すかというセンスが重要なんですが、簡素で空白の目立つジオラマより、密度ぎっしりのジオラマは圧倒的に評価が高いのは事実。空白だらけなのに見る者にガツンとくるジオラマ作品は、これはもう名人技神業の領域で、世界でも何人も作れる人はいません(僕が知っている範囲ですが・・・)
演出としての「空白」は「空白」を足しているわけですが、技量不足でできてしまった「空白」は引き算になってしまう。また、演出として足した「空白」が、見る者にはただの「空きスペース」に解釈されてしまえばマイナス効果となってしまう。よく「余白の美学」などと言われたりしますが、この「余白」「空白」はかなり危険をはらんでいるものなのです。
・・・と、書きつつ、なにを偉そうなこと言っているんだと思ったり・・・
とりあえず・・・、駆け出しチンピラモデラーの僕としては、自ずと「密度ぎっしり」なジオラマで「がんばりましたで賞」を狙うのであります。
そうは言いつつどこまで足せたかどうか・・・氏の作品と自分の作品を見比べて愕然としていたりしております。
作品斜め後方やや俯瞰で望むの図。雨樋は銅板を丸め、煉瓦の破片は石膏で作成。ポスターはネットで拾ってきた画像を普通紙にプリント。意外に使えますコレ。
足し算アイテム。フルスクラッチの「樽」(フルスクラッチって・・・大袈裟か?)時計に引き続きバーリンデンとかのじゃないですよ(笑)プラパイプとエポキシパテでシコシコこしらえました。大沢親分に「あっぱれ!」と言ってほしい。
これも足し算アイテム。「こんな割れ方しないだろう」とつっこみたいか!!大いにつっこんでいただきたい(笑)
ベース全景。
降下猟兵とHG師団兵士が怒鳴り合うの図。今回の大きなテーマがHG(ヘルマン・ゲーリング)師団の活躍を表現せよとのことで、右写真のこの青い空軍制服を着ておるわけですが、指定色の素塗りでは目を覆いたくなるほどのカッコ悪さで、B級特撮の悪者みたいになる。汚して汚してなんとかここまでもってきました。
コメント
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こんにちは
大沢親分ではありませんがあっぱれ! いやはやそんな言葉では足りないぐらいの凄さです。
いつも思っているのですが出来上がる過程も含め毎回ため息が出る出来です。見ることができて幸せです^^ Like
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kpfwさんありがとうございます。製作は大変ですが、こんなお言葉いただけると励みになります。まだ全貌がお見せできないのが残念ですが、また10月頃には大々的に公開しますのでお楽しみに! Like
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初めて書き込みます
素朴な質問で申し訳ないのですが
フィギァの塗装は組み立ててから塗るのですか?
もし組み立ててから塗ると塗装困難な場所がほとんどですが
もし、よろしければご伝授のほどお願いします。 Like
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mickeyさん書き込みありがとうございます。
フィギュアの塗装ですが、頭部以外は装備品も含めて全部組み立ててから塗ります。バラバラで塗ってから組立てる方法もありますが、結局接合箇所のパテ修正とかで塗装のリタッチをしないといけないので面倒くさくて・・・。(どうしようもない場合は渋々やりますが)
筆が届かず塗装困難な箇所には、予めエアブラシなどで黒を塗っておくか、溶剤で薄めた暗色を筆で流し込めば良いと思います。
「筆の届かないところは影になっているところ」と割り切ってしまうのがイイのではないでしょうか。
なんかいい加減なようですが、参考になりますでしょうか?
一度試してみてください。 Like
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ご回答ありがとうございました。
一度トライしてみます。
これからも素晴らしい作品を楽しみにしています。
余裕がありましたら製作工程のアップも・・・^^;) Like
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ご丁寧にどうも、了解しました!
参考になることでしたら何なりとご質問ください。できる限りお答えします(知識と技術があればの話ですが・・・)
ココを参考にしていただいているというだけで大変励みになります。製作行程頑張ってアップします。今後もお楽しみに!!! Like