ドイツIV号G型戦車完成!

思案しておりました雪は結局積もらせませんでしたが、「4号G型LAH師団-ハリコフ1943」ヴィネット完成しました。
雪は経年黄ばみの問題を解決する素材の入手ができなかったので断念しました。重曹を使う方法だと近所のホームセンターで手軽に購入できるのですが・・・・
また、気合いの入った本格的な雪景色を作りたいものです。


タイガー戦車のような迫力はありませんが、やや大味な造形のタイガーに対して、繊細で緻密なデザインは模型的に非常に魅力的です。




最初は台座とネームプレートだけの予定で製作開始したものの、ある方の作品に影響されて地面も付けちゃいました。


地面だけですが情景はハリコフ戦のイメージ。雪こそ無いものの雪解け後(または降り始め)の湿った大地の表現に挑戦しました。土は粉パステルとか使い捨てカイロの中身とか本物の土とかをブレンドして撒いてます。乾燥後「濡れた土」表現として、まばらにアクリルクリアー塗料で光沢を描き込みました。




側面2枚↑クリックで拡大します


OVM(車載工具類)私的定番になりつつある「赤消火器」実際にこの色だったかは不明です・・・。


主砲基部。溶接跡などややオーバーぎみに追加しています。仰角可動します(当たり前か)


予備履帯は車体との質感対比の重要な箇所。車体の塗装面と金属むき出しの履帯の違いが分かるかなぁ〜。


後部排気管周辺。ここも質感対比の要所です。排気管の錆び製作方法はコチラにて。


「いま湿地帯を進んできたところ」な表現(なんじゃそら)キャタピラで踏み荒らされた地面は、よりジメジメ感を強調する為に油絵具ダイレクトで塗り付けてます。


こちらも泥のフレッシュなシズル感を重視しております。


転輪奥の装甲面は、履帯がまき上げた泥の見せ場。その車輛がどんな場所を走行してきたかがを説明する格好のキャンバスになります。
乾燥した砂漠地帯を走れば微細な砂の粉末がふんわりと被っている表現に。泥濘地では転輪のディテールも分からない程に団子状の泥がからんでいる様に。と、その車輛の履歴がここ表されるわけですな。今回は湿地帯の草原の設定で、下は粘りのある泥が付着し、上にゆくほどその泥が乾燥してゴツゴツとしたテクスチャーになる様を作ってみましたが、どうかな?


後部デッキ上面。ここの表情づけ、あーでもないこーでもないと、実は一番時間がかかっております。


車長はドラゴンの#6214.LAH師団パンツァークルーからの改造。リバーシブルの冬期防寒服をエポパテで造形しました。前のボタン重ねが右前で逆になっていますが、リバーシブルの白面は裏なのでこれで正解なのです(ですよね?)ちなみに裏面は迷彩柄のようです。


こちらはドラゴン#6194.パンツァーグレナディアのなかの指揮官。MP40とマガジンケースは他から持ってきました。ベルト類もちょこっと追加工作してたりします。


ちなみに取外し可能です。

この戦車、ストレスなく作れて非常に良く出来たキットでした。ドラゴンのスマートキットは癖になりそうです。さあ、次回もスマートキットの4号で、今度は砂漠でも作りますか!

コメント

  1. ぷらもぱぱ より:

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    いや~ただただすごい!!としか言いようがありませんね。まいりました!! Like

  2. おとしぶた より:

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    始めまして、北海道のおとしぶたと申します。
    ちょるちょる高木さんのブログのリンク先ということでお邪魔したのですが、素晴らしい作品の数々に圧倒されています。
    改めてじっくり読ませていただく時間をつくらねば(汗)。
    実は私もこのドラゴンの歩兵は作ったのですが、いや~こんなに素晴らしくなるんですね。
    少しでも近づけたらいいなと思います。
    また、お邪魔させてください。
    では。
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  3. plamolog より:

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    >ぷらもぱぱさん
    まいかったか!!(笑)  自分ではまだまだ気に入らない所があるんですが、、、、ぷらもぱぱさんに「まいった」と言われれば、コレで良しとします。次が作りたいですしね〜。 Like

  4. plamolog より:

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    >おとしぶたさん
    はじめまして! 高木さん曰く「いま旬のモデラー」中須賀です(笑)
    是非最初からじっくり読んでみてください。昔はこの程度だったのか〜とか笑えると思います。
    また書き込みなどいただけたら幸いです。今後ともよろしくお願いします。 Like

  5. やな より:

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    いや~すばらしい出来栄えですね。車長のヘッドフォンの赤いコードがアクセントになってます。カッチョエエです。 Like

  6. plamolog より:

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    >やなさん
    ありがとうございます。ヘッドフォンの赤いコードも消火器と同じく実際の色とは違うかも・・・。でもまあそこは仰るとおり「アクセント」と言う事で。
    考証よりもカチョ良さ重視です。 Like

  7. mp44-afv より:

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    すごぃ・・・
    キャタの泥具合から車両の汚しまで絶妙ですね!!
    これから模型を塗っていく者としてとても参考になります。
    砂漠、作っちゃってください!!
    更新楽しみに待ってます。
    私も新作、作り始めました。
    KV1-Bです。 Like

  8. plamolog より:

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    > mp44-afvさん
    こんな説明で参考になるのでしょうか?
    なんせ成りゆきで塗ってるとこと多いですし・・・というかほとんど(笑)

    KV1-B拝見しました。カッチリしていて良いキットですね。ロシア戦車は作ったことないのですが、僕もいつかはチャレンジする日がくるでしょう。その時にはまたアドバイスお願いします。 Like