ウェザリング

まったくもってどうなんだろうという感じで急ぎの仕事が入ってバタバタバタと息つく間も無く働いております。“貧乏ヒマなし”とはこういう感じがず〜っと続くことなんだろうなぁと思いつつ、時には仕事の依頼を断ることも考えねばと痛感したり・・・。
さて、そんな合間、クライアントの回答待ちの数時間、数分の間隙を縫って、ちょこちょこと戦車の汚しを施しております。

とりあえずぐるりと一廻り汚した感じ。
エスケープハッチ、キューポラ周辺の図。汚しすぎたので油彩の白を上塗りしてます。行きつ戻りつを繰り返しながらじっくり作業できるのが油彩の利点。
砲塔だけ汚しをかけた途中段階。錆びや泥汚れが茶系の暖色になるので、広い面積にはなるべく青系の寒色をフィルタリングしています。
排気管の錆び行程。ペトロールでしゃぶしゃぶに薄めた油絵具を適当に塗りたくって、乾かないうちに(と言っても半日〜数日は乾きませんが)粉パステルをまぶします。
パステルを茶漉しでガリガリ削って、赤茶、焦茶、黒、の粉パステルを用意して、筆で軽く乗せるようにまぶしていきます。パステルが湿らないように筆先をこまめに拭いながら作業すると、ガサガサした粒子感をのこせます。

作業直後はこんな感じ。ガサガサでいかにも“粉”な状態ですが・・・
さらに時間が経って粉が定着して馴染むとここまで落ち着いた感じになります。
とりあえずここまで来ましたが、まだ多忙期は続きそうなので、仕事机の傍らに置いて時間ができたらまだまだ手を入れていきます。

コメント

  1. ぷらもぱぱ より:

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    おひさしぶりです、あいかわらずのかっこ良くて美しい汚しですね。勉強になります。 Like

  2. plamolog より:

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    ありがとうございます! 「美しい汚し」いい響きですね〜。
    これからまたさらに汚しますよ〜。お楽しみに。 Like