車台天面と砲塔の仕上げ〜木部の表現と車体傷の描き方【タミヤ1/35パンサーD型極初期生産車】

まずは動画からご覧ください。

相変わらずタミヤ1/35パンサーD型の製作。今回は車台デッキ状のフィルタリングから墨入れウェザリングして砲塔の仕上げまで。これで車体のみで言うとほぼ完成となります。
この感じ↑からの〜〜〜 これね。いい感じ・・・と自画自賛w

車台前面の傾斜装甲。パンター戦車の鬼門である変化のない広大な面積の装甲面。“間延び”必至のスペースなのですが、フィルタリングと雨だれの筋や汚し技で間を埋めていきます。ま、もっとも実車でもここは超間延びして見えてて、造形デザイン的に「カマボコ型の防楯」と並んでパンターのイケてないところの一つなんですね〜。ここがそうも好きになれないって人結構います。
忘れてた。側面のOVMの塗り残し。これはシャックルと牽引ワイヤーを繋ぐ器具で、実物は金属地に車体色を塗っています。模型ではその塗装が剥がれた使用感を演出します。タミヤエナメルをスポンジで叩いて塗りました。 この632号車の特徴であるデッキ後部の木箱。プラ板で工作した際に荒いヤスリやカッターで木目模様の溝を刻んでいますが、さらに絵具でも木目を描きこんでいきます。左が完成状態で右は描写中。
砲塔の仕上げです。スミ入れのスミ色、セオリーは茶と黒の半々くらいですが、最近はほぼ黒のような配分にして使ってます。きつい汚しでもしっかり主張させるのが狙い。
ハイライティング・・・というかカラーモジュレーションの補足作業。三色迷彩の、黄、茶、緑、それぞれに白を混ぜた“明色”を作って塗り分けています。写真は緑の部分の明色を塗ってぼかしている様子。
走行時や戦闘中の被弾でできる引っ搔き傷。細くシャープで勢いのある線が欲しいところですが、フリーハンドで描くとなかなか難しい。太くなりすぎたり曲がったりすると全然傷に見えない。そこでマスキングテープの出番。テープの上で線を描いてはみ出してしまった部分を使うという感覚。
わかるかな?この細さが欲しかったのです。
ターンテーブル買っちゃいました。あはは。
動画撮影する時に、塗装で使ってる物では、どうしても“手で回してます感”がでてしまうので、この電池式のターンテーブルを導入しました。これ撮影用だけじゃなく、塗装チェックにもちょうど良し。コーヒー飲みながら悦に入って眺めてるといつまでも見てられますよ。泥まみれの戦車も、一瞬にしてモーターショー状態にできますw



ウェーブ(Wave) 18cm(177mm)サイズ 2段階調整 ミラー仕様 ディスプレイベース

コメント

  1. waffe_pzkpfw より:

    完成が近づいてきましたね 楽しみです!ターンテーブル良いっすね~ 完成後のヴィネットも回せるなら買ってみようかな(笑)

    • takapaint より:

      ターンテーブルなかなかいいっすよ。ただ、、今回の作品のベースには小さすぎるような気がしますが・・・(笑)

      • waffe_pzkpfw より:

        もっと大きなタイプですね 探してみます(^-^)

        • takapaint より:

          あのカワイの8角形のベースの作品ならなんとかいけそうですけどね。
          でも、これより大きなのってあるのかな?