ディスプレイ用のスタンドというのは好きじゃない。特に“飛びモノ”を支える「これは無いものとして見て」という支柱は、どんなに巧く作った模型でも雰囲気をぶち壊してしまうので困りモノだ。目立たないように黒とかクリアとかの素材を使っても、またそれはそれで悲しい。磁力のようなものを使って空中浮遊状態でディスプレイすることはできないものか。
目立たないようにするなら使わなきゃイイ。使うならそれも含めた作品の一部として演出すればイイじゃん、というポジティブな発想で考えた苦肉の策がコレ↓
じゃんじゃん色を塗っちゃう(笑)
コスモ・ゼロのキットを開発した人の意図は、たぶんこのディスプレイスタンドに「ヤマト」の一部分を表現したかったのだろう。ベース面には、いかにもな甲板のモールドが彫ってあり、そこから伸びる支柱の造形もなんとなく「ヤマト」っぽい。
「宇宙戦艦」のほうの「ヤマト」は甲板も金属のグレーのような色なのだが、そこを「戦艦大和」風に木製の色にして、本家の「大和」へのリスペクトの想いをこめた。
む〜ん、カッコつけすぎ〜。所詮「飛んでる状態として見て」という無理な押しつけからは脱出できてない!。
どこかの誰かがカタパルトを自作して、そこにコスモ・ゼロを設置していたが、やっぱりあっちの方がイカしてる。無理がないし洒落とる。でもそこまで気力がもたないので、これはこれとして泣いとくことにしよう。
ところでこの写真撮影していて気がついたのが、模型は逆光気味に光をあてて撮るとカッコイイということ。今まで上からかカメラ側から光をあてていたけど、影になるディスプレイスタンドに光りをあてるために苦心していて偶然発見した。
なんだか影になる部分が引き締まって全体の立体感が際立って見えるので、細かいアラが見えなくなる。実物より3倍上手く見える!。写真コンテスト対策にはイイかも。
写真の機体はまだデカールを1/4ぐらいしか貼ってない途中の状態。このキット、意外にデカール多いです。作る人は用心くだされ。
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