アーマーモデリング誌2021年4月号No.258に拙作寄稿。特集記事「戦車を彩る魅惑の砂色」の末席にちょこんと座っております。
もうこの号の表紙が凄くって、モリナガヨウ画伯の画文風イラストで砂漠の有名どころの模型キットが登場。グライフとロンメル将軍の前に拙作を置いて記念撮影。モリナガさんのイラストと比べてもなかなかイイ仕上がりだなと自画自賛しております。
さてキットの製作です。オープントップで車内丸見えなので、塗装しやすいように上部装甲は最後までバラしたまま製作を進めました。
一部のクランプをアベールのものに変更、アンテナをプラ棒で自作した以外はキットのまま。
車体色。。。大まかに言ってしまえば「ダークイエロー」なのですが、この色難しい色で「この時期のダークイエロー」と「あの時期のダークイエロー」「あの戦場のダークイエロー」「あの・・・」と色んなダークイエローがあって、そこに自分好みの模型的仕上がりのダークイエローっていうのが混ざってくるので、この色に関しては毎回悩みが尽きないのです。手持ちの塗料を並べるとこんな感じ↑。
まず塗ってみた。ガイアカラーの「ドイツ戦車アフリカ軍団セット」よりドゥンケルゲルプ(1)。
ドゥンケルゲルプ(1)をベースにした二迷彩。迷彩柄はオリーブグリュンで塗った。この段階でフラットホワイトを混色してカラーモジレーションも施しています。
箱絵を参考にするとこの辺りに着地する感じなのですが。。。。
今回の特集で解説されているドイツアフリカ軍団の色、1941年3月から塗られていた「トローペン1」と1942年3月から塗られた「トローペン2」の考証からすると、「トローペン1」ガイアカラーのセットで言う所の「205ゲルプブラウン<1941>」(イエローブラウンRLA800)をベースに「206グラウグリュン<1941>」(グレーグリーンRLA7008)で迷彩柄を塗るのが正しいとなります。
塗ってみると、なるほど、うん、それっぽいな。箱絵もこれに見えてきた(笑)。
車体上部をかぶせる前にインテリアの塗装。
グライフは無線車ですから無線機にコードなどを真鍮線で追加しました。
車体上下をくっつけてマーキング作業。
グライフといえばこのGREIFの文字。レーシングカーのスポンサーロゴのような大きな文字が戦闘車両っぽくなくて印象的です。
複雑な面に貼るのが難しそうですが、マークソフター塗ってやってみると意外に簡単でした。
基本塗装とマーキング完了。
締め切り近付いて(というか過ぎて)途中写真忘れて一気にウェザリング仕上げ完了。
良い仕上がりになりました。
ロンメル率いる将校アフリカ軍団の将校たち塗りあがり。全てキット付属のフィギュア。ヘッドだけホーネットに変更しています。
カワイ木工所の楕円木製飾台P-19にアイランドスタイルでヴィネットを作りました。
堂々の完成でございます!!
車体色の面で苦労しましたがなんとかまとまりました。もう少しの間砂漠からは離れたいと思います(笑)
コメント
ありがとうございます!
砂まみれの作業お疲れさまです。楽しみにしてます!!
ほんと砂まみれでした(笑)ありがとうございます。