タコム1/35メルカバMk.2D完成写真.アーマーモデリング誌2021年2月号No.256掲載作品

タコム1/35メルカバMk.2D 完成写真公開です。
メルカバは、イスラエルが開発した第3および第3.5世代主力戦車のシリーズである。イスラエル国防軍で運用され、イスラエルの特殊な事情を色濃く反映した設計となっている。メルカバの名称は、ヘブライ語で騎馬戦車(Chariot)を意味する語であり、『旧約聖書』の『エゼキエル書』に登場する「神の戦車」を意味するメルカバーに由来する。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)メルカバMk 2の最初の実戦配備は1983年で、市街戦に特に配慮されていた。これは、レバノンの特にベイルートにおける1982年の軍事行動の教訓が反映されたものである。基本コンポーネントはMk 1と同一であるが、砲塔に増加装甲が加えられ、Mk 1では砲塔外部に装備されていた市街戦用の60mm迫撃砲が砲塔に内蔵されて車内から再装填可能となった。
過去の戦訓から、メルカバは乗員の生存性を第一に設計されている。その思想が端的に現れているのはエンジンの搭載位置である。各国のほとんどの戦車がエンジンを後部に配置しているのに対し、メルカバではエンジンが前部に配置されており、被弾時に走行不能になる可能性が上がる代わりに、エンジンへの被弾が遮蔽効果となり、結果として装甲の一部として機能する事で防御力の向上を図っている。他に燃料や各種装備など車内のあらゆる物が乗員と弾薬に対する防護として働く様に配置されている。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

車体後尾には、昇降用ドアおよび戦闘室を結ぶトンネルが設けられており、車両が行動不能になった場合、乗員は後部ドアから脱出することができる。後部ドアは戦場での砲弾や物資の搭載口に使用されるほか、戦闘で孤立した歩兵の救出にも使われた実績がある。
砲塔バスルにはRPGなどの携帯対戦車兵器への対策として、先端に重りをつけた鎖を並べて吊り下げる「チェーンカーテン」を装備している。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia) 世界で最も重装甲な戦車の一つと考えられており、特に地雷や成形炸薬弾に対して高い防御力を持つ。車体側面にはセンチュリオンと同様にサイドスカートが標準装備され、中空装甲として成形炸薬弾に対する防御力を高めている。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia) エンジンの前方配置に加え、操縦席と戦闘室が隔離され、戦闘室床面を砲塔と連動旋回する形態とした結果、車内後部にはかなり広い室内スペースが確保され、乗員のストレス軽減や相互連絡の円滑化、砲弾などの積載能力を高めている。この広い室内は同時に、兵員の輸送や救護、救護品の輸送を容易にしている。車内には計240リットルの飲料水タンクが設けられており、うち60リットル分は後部ドアの上部パネル内に収められている。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia) 車両底部は1枚の鋼鉄板をV字に曲げた装甲を使い、さらに内部に一枚の装甲が配置された2重底(V字型車体)になっており、地雷への耐久性を高めている。2000年代頃には、ベリーアーマーと呼ばれる車体底部を覆う増加装甲板が追加装備され、地雷への防御が更に強化された。Mk 3以降は交換・改良の容易な外装式のモジュール装甲を採用している。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

イスラエル軍では、生存性を高めるため、戦車長が直接目視で周囲を視察することが重要とされており、メルカバ戦車の車長用キューポラは、ハッチ全体を少し浮かした状態にして、戦車長の頭部を保護しながら周囲を視察できる構造となっている。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

動画にも製作風景をまとめております。こちらも是非!!
メルカバMk.2DはメルカバMk.2に市街戦装備を適用した車両で、砲塔全周に交換可能な構造を持つモジュール装甲を追加することで大幅に防御力を高めています。主要なハッチは開閉選択式で、履帯は組み立て易い「リンク & レングス」式です。マーキングは4種類で、エッチングパーツとクリアパーツが付属します。


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