油彩でフィルタリング。
模型の塗装で油彩を使うのは、踏み切るまではなかなか敷き居が高いような気がするけど、使いだしたらこれほど楽な画材はないと思う。乾きが遅いので納得いくまでじっくり描きこめるし、消した描いたを繰り返しても成り行きでどんどん深みがでてきて、気がつくと「それなり」になってたりする。
2〜4色ぐらいの色をランダムに気分で置いていく。油彩のフィルタリングは、よく退色表現のための行程と言われるけど、僕はあまり退色にこだわらず、汚れなのか錆びなのか傷なのか、雰囲気しだいでなしくずし的にべたべたとやってしまう。
写真ではフィルタリングの基本的な準備工程を行っているけど、別に一色でもいいし、いきなりベタッと塗りだしても面白ければイイのではないかと。
筆でゴシゴシやっていれば、そのうちイイ感じになってくるから。そこんところはエアブラシを使った「真面目塗装」には出来ない楽天的な楽しさがある。
足回りより上をザザっとやった図。この段階で「フィルタリング」「ウォッシング」「スミ入れ」が一気に終わる。油彩というと難しそうに思われがちだけど、実はカンタン仕上げの一種だったりして。一つ難点を言うなら、乾燥に1〜2日かかることぐらいか。
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