シャーマンジオラマが帰って来た

昨年7月の雑誌掲載(詳しくはこちらの記事で)から約半年ぶりに我が家に帰ってきました。
超多忙の編集部の片隅で放置されたり、松本零士さんのパーティーの賑やかしになったり、輸送中にフィギュアが外れて元気よく箱の中で大暴れしたりして数百キロの長旅を終えて帰ってきました。
半年も経って見ると自分の作品じゃないみたいな錯覚に陥りますな。
輸送中に破損した箇所の修理と気になる箇所の修正をば・・・


締め切りに追われて諦めていた細かいヒビなどのシャドウ入れなどなど。記事では「レイアウトの匠」っつうことでって話しだったので頑張って写真を撮影したのですが採用されず(笑)悔しいからココで紹介。
結構真面目にレイアウト考えておるのですよコレでも。


A.一番最初のアイデア。荷物満載の米軍車輛のクルーたちが荷物満載で四苦八苦する馬車を笑うという設定。
B.A案では収まりの悪い建物の配置を落ち着かせてみる。おのずと馬車の位置が左に。そうすると馬車の荷物満載が見えにくくなり設定が崩れる。
C.じゃあもう少し馬車を前に出してみようか。

D.あ、頑張れば馬車を右に移動できるぞ。う〜む、左の前の空きが気になるななぁ。この辺りで「荷物満載を笑う」設定は諦めて「少女救出」案が浮上。おもむろにハシゴを作る。
E.左前のスペース対策で段差を作る。馬車を置いても面白いかも。
F.結局「少女救出」のストーリーを馬車が邪魔をするのではないかとの結論にいたりかなりシンプルなレイアウトになってしまった。時間も無かったしね(笑)
と、言うわけで一番上の写真の様になりました。
ミニアートの建物キットありきで製作したので、モチーフ先行の悪いストーリー作りの例ですね。反省。

コメント

  1. あき尾道 より:

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    (・з・)まいど~です。
    かわいい子には旅をさせろといいますが~松本零士様のパーテーに参加されたとは凄すぎです。どこかにメーテルのフィギアが・・・。 Like

  2. dachi-bin より:

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    こんばんは。
    作品返却までそんなに時間がかかるんですか?(・_・;)
    なんか驚きました。

    自分は、ヴィネット、ダイオラマなど作らない性質ですが、なるほど~こうゆう風に練り上げていくのですね~
    勉強になります。

    個人的には、やはり雑誌のFのストーリーが好きですが、Cストーリーで(勝手な想像ですが。(^^ゞ))立ち往生してるシャーマンの横をすり抜ける馬車。(せせら笑う馬車主、荷に乗るおばあさんと孫とそれに怒る米兵、立ち往生に怒る、あきれる米兵)みたいな感じが想像が勝手に浮かんでしまいました。
    いざ、製作するとたいへんでしょうけど。……..(・_・;)
    自分にはとうていできないこと書いてごめんなさーい!!(>_<)

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  3. plamolog より:

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    >あき尾道さん
    まいどです!松本零士さんのパーティーには作品だけじゃなく僕も行きたかったんですけどね〜。残念です。メーテル??えっ、どこに? Like

  4. plamolog より:

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    >dachi-binさん
    そうなんですよ〜最近のアーマーさんはとにかく返却がゆっくりで・・・。色々と事情があるようですが。

    立ち往生をすり抜ける馬車っていうのもアリですね。良いアイデアですね。表情豊かなヘッドがあれば再現できそうですね。いただきました!
    そうそう、手間がね・・・いつか作りたい設定ですが・・・(笑) Like