やっぱり楽だわ

台湾製キットの憂鬱から解放されるためにタミヤのシャーマン戦車を組んでみて思った。台湾製キットが組みづらいんじゃなくて、タミヤが異常に組立てやすいのだと。考えてみればタミヤのキットは子供の頃から手に馴染んでいて、それこそ僕の模型DNAに「プラモデル=タミヤ」の刷り込みがなされているだけなのだな、と。
もう一つ気付いたのは両メーカーの方向性の違い。万人に組立てやすいタミヤに対して、台湾のメーカーは、組み立てが少々困難になってもできうるかぎりの再現性を追求したという点。これはどちらが良くてどちらが悪いというたぐいの問題ではないな、なんて簡単に一晩で組み立てが終わってしまったタミヤのシャーマン戦車を眺めながらしみじみしました。
そもそもプラモデルなんてのは、わざわざ部品をばらして「もう一度作ってみな」的苦労をお金を払って体験するSM的要素満載なモノであって、プラモにハマってしまう人は大人でも子供でも結構Mっ気が強いのかも知れない。そういうコトってハマればハマるほど、どんどんエスカレートしていく。だからS側のメーカーは「こんなに細かくパーツを分解したわよ、お作りっ!」ときて、僕らは箱を開けたとたん飛び込んでくるランナーの枚数に驚愕しつつ、軽い興奮を感じてたりする。苦労して苦労して完成させた達成感は、ナニの時にナニしてナニした快感に近いものもある。(かな?)
↑あっという間に組み上がったタミヤ製M4A3シャーマン。「シャーマニア」と呼ばれる人達には様々な意見があるそうですが、そこはまた追々研究するとして、究極モデリングとは別域のお気楽モデリングといきます。
と言いつつ組み立てが楽だった分、ちょこっと楽な部分に手持ちの材料で出来る加工してみたりして。
↑1mm真鍮線ブッ刺してハッチ開くようにしました〜。以上!

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