以前AM誌の企画で作った「ハンスの4号戦車」製作の際に既にこの書籍「泥まみれの虎」は持っていたのですが、ハンスの4号戦車を作るために持っていたんじゃなくて、実はタイトル通りの「泥まみれの虎」を作るための資料として購入していたのです。
いろいろ作らなきゃならんモノがあって、同時進行で少しずつ進めておりましたが、ようやく工作が大詰めを迎え、程々にお見せできる状態になりました。
どんな感じのを作るかというと・・・
コレ。。。またまた白の冬季迷彩(!)好きだねぇ。
この「泥まみれの虎」は、漫画の中のフィクションではなく、大の戦記好きである宮崎駿さんが史実に基づき実際にあった戦闘を再現した戦史漫画。登場する「虎」は1944年2月、オットー・カリウスが、エストニア、ナルヴァ西方レンビツ地区あたりでソ連軍と死闘を繰り広げたタイガー1型。
後期型砲塔にゴム巻き転輪の組み合わせの中期生産型。車輌の再現にあたって選んだキットがコレ↓
限定販売キットで「オットー・カリウス搭乗車」としてフィギュア付きのキットがあるのですが、現在入手困難。戦車は同じモノなのでこのキットで我慢。
さて、再現のモチーフとする「元ネタ」は上記のナルヴァ戦線でカリウスが搭乗した車輌なのですが、この時期のはっきりとした記録写真が無い(たぶん)ので、「ハンス」の時のように劇中の絵を参考にする。・・・と決めたものの、いきなり悩ましい問題発生。それは劇中のタイガーにはツィメリットコーティングが描かれていないこと。この次期で中期型でツィメリットコーティングが施されてないことはないだろうと思いますわな。いやいや、極まれに後期型であってもツィメリットコーティング無しの車輌もあるのですが、箱絵のタイガーもコーティングされてるしねぇ。たぶん宮崎さんが「面倒くさいから」って理由で描かなかったと推測。むふふふ、強引か?強引か? というわけでコーティングすることに決定。
そのあたりの曖昧な考証の気持ちすら表現しようとした訳じゃないのですが、今回は伝統の「ポリパテ引っ掻き技法」でツィメリットコーティングを施します。面倒くさいけどね。
箱絵には堂々とツィメリットコーティングを描いておいてキットの表面はツルツルという、クレーマーもビビらないタミヤ様ですが、こういうところが憎めないのであります。写真をよ〜く見ると薄らとコーティングを塗ってはいけないマスキングラインがモールドされてるでしょ。「この線に沿って自分でコーティングおやんなさい」と言われてるようです(笑)
エポキシパテで施すコーティングに比べて、ポリパテでやると薄く盛れるのがイイのです。コーティングされてるのかどうか?ってくらいに曖昧な薄さが欲しい。というのも、記録写真なんかを見るとかなり薄いコーティングの多いこと。
と、言うわけで、今回は「極薄曖昧コーティング」でいきます。
コメント
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こんにちは
これは凄く楽しみです
タイガー好きにはたまらないお題です
確かにコーティングは
写真で見ると
彫りの深い物と浅い物が有るようです
個人的には浅い方が好みです
私も今年の九州AFVの会に出品しょうと思い
タイガーⅠを作っていますので
参考にさせて頂きます Like
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こんばんは。
オットーカリウスと同じ誕生日の牛友チェーンです。。。
それは置いといて笑、
タイガー1はもうこれは絶対カッコ良くなること請け合いの
予感ですね。ぜひオットーさん(おっとさんみたいな感じ笑)
がキューポラから指揮しているところなんか見てみたいですね。
東武モデコンの出品作品もギリギリで完成し、日曜に搬入してきます。
今回は初参加なので当たって砕けろという感じです。
またご報告しま〜す!
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>iwarkunさん
そうですよね、とてもじゃないけどエポキシパテで再現できないような薄いコーティングの車輌がありますよね。
模型的にも、薄い方がエッジのダルさがなくなって、とてもイイ感じです。
九州AFVの会に出すんですね〜。ということはAM誌なんかで作品拝見できるかもしれませんね。間に合うように頑張ってください!! Like
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>牛友チェーンさん
おぉ!5月27日ですか!・・・ってマニアすぎる話しですね(笑)
オットーさんのフィギュア何とか頑張ってみたいと思います。。。。あくまでも「思います」ですけど(笑)
東武にはご自分で搬入ですかぁ。まあ、そりゃそうか。ちょっとした旅行ですね。羨ましい。今頃最後の追い込みかな? 頑張って!! Like