20mm対空機関砲を積んだ1トンハーフ、以前の記事(→コチラ)でも紹介しましたが、改めて我が家の特設スタジオで撮影。
雑誌掲載用の作品は、〆切り前のバタバタで撮影してる余裕が無く、かつ、返却されてからは梱包を解くのが億劫で撮影のタイミングがおかしくなってしまう傾向にあります。
この角度とか
この角度のアングルは、中古車情報の写真みたいでカッコ良い。
(※画像クリックで拡大表示します)ハーフトラックって、二輪のタイヤと後部の履帯を全て無理なく接地させるのが意外に難しいんです。
ジオラマ仕立てで地面を作れば、ムニュっと地面に履帯を埋込めば、多少のちぐはぐはなんとでもなるのですが、ツルピカの平面ではそうは行かない! なかなかピタっときてるでしょ。
ちなみにこの履帯は可動式! 組立てには板材を組み合わせたスリット入り治具を作っておくと便利。ここまで可動式ですが、結局塗装後に接着しました。
トライスターを超えたと言い切っちゃう20mm対空機関砲のスーパーディテール。しかも作りやすい!
常時可動じゃなく、角度選択式というのが潔い仰角設定。
クセ者は薬莢受けのネット。作るのは少〜し難しい。
瞬着で四苦八苦するより、あっさりハンダで組んだ方が上手くいったりします。
せっかくだしエンジンも露出させていただきます。
この車輌「働くクルマ」みたいで、意外に子供が喜びます(笑)
ベースに乗せるとなかなかイケてますな。ベンツとかポルシェとかと並べると面白そう。
モデルグラフィックス誌デビュー作、Sd.Kfz.10/5 20mm Flak 38 でございました。
コメント
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こんにちは。
あのハーフトラックですね〜、塗装が本当に素晴らしいですね。
ご自分では個性が無いとよくおっしゃっていますが、
いえいえ、そんな事はありません。一目でわかります。
中須賀さんならではの質感、空気感は十分個性的です。
日本のモデラーとユーロモデラーの良いとこ取りのような
感じでしょうか?
あとやはり凄いのは、戦車に限らずガンダムやMa.Kなどを
見ても中須賀テイストを感じる所です。
Max塗りやらミグ氏のカラモジュレーションのような作家と技法が
個性を生み出すタイプと違い、山卓さんのような「空気感」に作家性を
感じるタイプだと勝手に解釈しています。
これは技術以上に「感性( Sense)」と「才能(talent)」だと思いますので
ただただ尊敬と羨望しかございません。
いやぁ〜実物を手にしたいなぁ〜〜笑 Like
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こんばんは
こちらの作品も雑誌で拝見させて頂きました
凄く格好良いです
戦車とはまた違った格好良さですね
実はこれを見て
未組立のデザートシボレーを持っていますので
デザートシボレー荷台の荷台に
ブレダの対空機関砲を付けて作りたくなりました Like
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>牛友チェーンさん
お褒めいただきありがとうございます。照れますなぁ〜
「日本のモデラーとユーロモデラーの良いとこ取り」というのは、
実は狙ってるところでして、もっぱら参考にしているのは北欧スタイルの作風なのです。
でもね〜「技法が個性を生み出す」っていうのはやっぱり魅力的なんですよね〜。ま、人の真似ばっかりしてるうちは新技法など生まんのでしょうけど(笑)
「感性( Sense)」と「才能(talent)」・・・なるほど、それがあるとしたならしばらくはそれに頼ることにします!! Like
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> iwarkun さん
デザートシボレーにブレダの対空機関砲。うむうむ、機関砲を引っ張ってるのはよく見ますが、積んでるのはあんまり見た事がないですね。カッコいいかも。
どちらにしても拙作を見た方が何かを作りたくなるというのは嬉しいことです。ありがとうございます。
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