3突G型 完成!!

3突G型完成です。

今回製作の車輛は、国防軍の1943年以降の設定。ダークイエロー地にレッドブラウンの2色迷彩仕様です。3突の中でもG型は、前面の増加装甲を留める無骨なボルトや、シュルツェン取り付け架がハリネズミのようにチクチクしていてディテール満載のの車輛なのですが、さらに荷物を満載にして「お腹いっぱい感」を演出しております。

荷物種類や積み方はネット上のある方の作品に強力に惹かれて真似しているのですが、とにかくこれだけ積むと、何かしらのドラマが見えてくるような気になります。

今回はこのアングルが私的ベストショット。旋回砲塔も無く、砲身も見えないので、一見するとただの荷車のようです。

(※画像クリックで拡大表示)
格子柄の入った金属ケースはM24手榴弾の収納ケース。木箱類は、砲弾もしくは空のケースを物入れとして使っている設定です。ドラム缶は存在感がありすぎて積むのに躊躇するのですが、これだけ満載に荷物があると違和感が無くなりますな。丸太も戦車の積載物の定番。悪路の脱出時に利用したり、薪にしたり戦車旅には欠かせないアイテムでしょう。その上の木箱の中身はジャガイモのつもり。

(※画像クリックで拡大表示)
土嚢や防弾効果を狙った予備履帯、MG34機関銃用の250発弾帯ケースとドラム型の弾帯装填ケースも載せております。

防弾板(MGシールド)に差し込まれたMG34機関銃。1943年以降の設定ですので、MG42を使いそうなものなのですが、3突G型は1942年に改良された形式で、MG34はその時の標準装備なんですね。

キューポラまわりは塗装の剥げ、錆び、傷、クルーの手垢など汚しの要所ですが、今回は全体のバランスをみてややおとなしめ。

水と燃料のジェリカンをこんな風に混ぜて積むかなぁと思ったりもしますが、、、、積みます!(笑)


突撃砲の場合、側面の半分を占める足回りは入念に汚しエイジングを施します。今回は履帯に草を噛ませまくりました。

履帯の「銀ブラシ」はあまりしないのですが、今回は草まみれでシャープさに欠ける感じがして、しっかりしたアクセントのためにゴシゴシっと。なかなかイイんじゃないですか?

今回は前回のタイガー1型332号車と対照的に、神経質に考証にはこだわらず「演出」重視で製作してみました。「考証がないから楽」といきたかったのですが、、、、もう一人の自分が「本当にこんなもの積んでたの?」と囁いてるようで、案外逃げ場がなくてこれはこれでくたびれるものですな。

というわけで、3突G型、終了〜〜〜!!

コメント

  1. LONGMAN より:

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    完成おめでとうございます~
    すばらしい出来映えで、ため息がでますよ
    作り始めから完成までどの位時間掛かるのでしょうか? Like

  2. ウラソフ より:

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    いいですねぇ。
    昔HJでヤマタクさんが作られた作例を思い出しました。
    勝手イメージですが、43年あたりのフェルトヘルンハレの
    3突もこんな感じですよね。
    いずれにしても、眼福ありがとうございました。 Like

  3. JJ より:

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    完成お疲れ様です♪ぃや~眼福この上ないです^^
    平面的な3突に荷物がごっそり積んであって一つの塊に見えます♪
    本当にすばらしいです!! Like

  4. plamolog より:

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    >LONGMANさん
    コメントありがとうございます。この3突Gの製作日数は、20日くらいです、確か。タミヤの組みやすいキットなので、その気になれば1週間くらいで塗装までできるんですけどね〜。気合いが・・・ね。
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  5. plamolog より:

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    >ウラソフさん
    ヤマタクさんのHJの3突って78年のあの記事ですよね。伝説の2コイチ3突G型!しかも荷物満載でしたね〜。
    43年のフェルトヘルンハレのことはあまり知らないのですが(ごめんなさい)東部戦線の記録写真では荷物満載の3突がよく写ってて、それをイメージの源としております。 Like

  6. plamolog より:

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    >JJさん
    ありがとうございます! そうですね、僕の場合荷物も車輛の一部のつもりで作ってます。なんせ全部接着してから塗るので、文字通り「塊」を塗り分けてる感覚でした。 Like

  7. Hide兄 より:

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    初めてコメントさせていただきます。Hide兄と申します。
    3突メチャメチャかっこいいです!
    僕はAFVを作ったことがなく、最近興味を持って、3突を作りたいなぁと思っていた時に見ることができたので、モチベ上がりまくりです!
    しかも、荷物満載なところもドツボです。
    すばらしいです! Like

  8. plamolog より:

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    >Hide兄さん
    はじめまして、コメントありがとうございます。
    メチャメチャかっこいいですか? ありがとうございます!!僕もそう思います(笑)
    3突は工作が簡単で、じっくり塗装に取り組めるのでお薦めですよ。是非作ってみてください! Like

  9. グリム より:

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    完成おめでとうございます。今回も素晴らしい完成度ですね。
    車両は言うまでもなく、個々の積載物も怖いくらいにリアルなのに驚かされました。特に予備履帯の雰囲気が気に入りました。
    次回作も楽しみにしております。 Like

  10. plamolog より:

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    >グリムさん
    ありがとうございます!! 後部の荷物満載に比べて前部はこれといった荷物が無いので、予備履帯は気合い入れて塗りましたので私も気に入っている箇所です。
    次回作・・・乞うご期待!! Like

  11. 宮崎 より:

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    すばらしい三突ですね!!
    前回の記事『チッピング〜3号突撃砲G型』の2枚めの写真は
    カメラが違うのかコントラストがさらに強調されていて
    ユーロモデラーに負けてない芸術性をもつ
    日本人の作としてははじめての作品ではないでしょうか。
    またしても一歩先を行かれた感があり
    悔しいやらうれしいやらです。 Like

  12. plamolog より:

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    >宮崎さん
    うわ〜、すごいお褒めの言葉にまいりました。「ユーロモデラーに負けていない」っていうのはツボです。。。もっと言って!(笑)
    写真は、確かに前回のカメラと今回のは違う機種なので印象が違いますね。もっとも、実際の塗りでもコントラストはかなり意識していて、ユーロモデラーの作品には大いに影響(パクっている?)を受けています。 Like

  13. 時崎狂志狼 より:

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    お久し振りですプラモ狂志狼改め時崎狂志狼です♪
    ウチがAFVにハマったキッカケはタカペさんのお陰でもありますし、深ぁく感謝もしつつ。
    して、お忙しい所に恐縮ではありますが、質問させていただきます。
    このIII突みたく草ぁ絡めるにゃメディウムで固着させれば良いんでしょか?
    アクリル溶剤で草とパステルを溶いたら草がその色で染まっちゃったんで、マットメディウムにパステルごと混ぜたら、擦っても落ちなくなるしぃで苦戦中ですぅる。 Like

  14. plamolog より:

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    >時崎狂志狼さん
    お久しぶりです。時崎さんになったんですね。
    草絡め、メディウムで正解です。
    マットメディウムに混ぜると塊になって筆では塗りにくくなるので
    スパチュラとか調色スティックとか細いヘラでパテ盛りするように塗り付けるとやりやすいですよ。最後は指で(笑)自身も泥まみれになって汚すのがイイでしょう!
    Like

  15. 時崎狂志狼 より:

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    ありがとうございます!
    東北AFVの会では、そこんトコが上手く行かずに苦戦したんで心残りだったんですよ。
    今塗りに入ってるSU-122で早速試してみますぅる♪ Like