いつもは雑誌発売まで自主規制している作例の製作記事ですが、今回は露出を伏せるまでもなく超タイトな製作期間だったのでそんなことしてる余裕もありませんでした。
と、いうわけで、アーマーモデリング12月号に拙作1号A型が掲載されております。
帝国陸軍モノの特集でありながら、ドイツ製の中国軍戦車の上に日本軍という、曲がりながら落ちる変化球のオファー。
←こういうばっちり綺麗に写った記録写真があるので、それを見た人には分かるけど、このヴィネット見ただけじゃ「うんコレ日本軍の戦車ね、そうね、小さいね」くらいにしか思えんでしょうね。
まぁ、複雑な事情はともかく、僕的にはドイツ戦車製作実績に「1号」が加わったのが拾い物的によろしかったというものです。
キットは色々ゴチャゴチャあったけどなんとか平和になったトライスター社製。このメーカーは無くしちゃイカンよな、と思わせるには十分な名キットでした。作ってて楽しいキットってそうはないですよ。
内部構造を密かに作り込んで「ほら、ココまで作ってあるのよん」って見せたいけど、作りにくいレジン製の社外品までは面倒臭いっていうモデラーにはもってこいのキットですぞこれは。
この記事用には不要だったので作っていませんが、キットにはエンジンからトランスミッションまで全部作れるようになってます。インテリアを先に塗って、開口部をマスキングして外装を塗りました。ここまででもワクワク感はなかなかのものです。
で、舗装こそされていないけど整地されたダートを走った程度の汚しを施して完成としました。
マフラーのメッシュカバーは薄らと浮き出た程度の錆び色に、他の汚しも程々に・・・って結構汚れてますなぁ(笑)
ジャーマングレーの車体色では角のハイライトが浮きすぎるので、溶接跡を利用して点々とハイライトを置いていきます。溶接跡のモールドがなくても、点の連続ハイライトは有効なテクニックです。ちなみにここで言うハイライトはジャーマングレーに白を足して明度を上げるって程度のヌルいもんじゃなくて、白そのものくらの攻撃的なハイライトです。
車体天面は、階段状にトーンを調整してフィルタリングしています(分かるかな?)前部の傾斜した部分→後部エンジンデッキ→砲塔基部、の順で明るくしました。(※この写真クリックで拡大表示します)
写真の彼のように半スクラッチを含めてフィギュアにも力を入れておるんですが、完成状態の写真を撮る間が無くて(忘れていて)詳細は本誌の方で。
・・・と言いつつも、今月号は付録がついて2800円!。個人的にはこの抱き合わせ商法的な価格はいかがなものかと思いますね。同値で付録付きってのが付録の醍醐味じゃないのかいっ!
高いよ!アーマーさん!
コメント
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こんにちは。
今回も(毎月ですが。..)とても”高価な”『AM』を買いましたよ。(^^ゞ
今回の中須賀さん作品も拝見させていただきました。
記事にも書かれていましたが、昔の記録写真であったのですね~~。
自分のイメージでは、中国台陸を日本のブリキ戦車が走り抜けているイメージしかありませんでした。(^^ゞ
それにしてもこの昔のガンプラ抱き合わせ販売みたいな価格は、なんとかならないですかね~~。こちらとしては、『AM』だけほしいだすけどね。(笑) Like
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> dachi-binさん
もう絶対高いですよね。これだけ何度も「抱き合わせ」するってことは、それなりに販売部数伸ばしてうま味があるのでしょうかね?内部事情はよく知りませんけどね。しかし、アーマー読者が皆日本軍ファンとは限らんのですけどね〜。
きっと dachi-binさんのような方々に支えられてアーマーは生き残ってるんだと思います。ありがとうございます。 Like
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製作おつかれさまです!
僕は日本軍の戦車や兵士の模型って
同じ日本人ってのもあって戦争の生々しさを直に感じてしまって
ちょっと苦手な感じがしてしまうんですよね
そしたらドイツやアメリカ戦車は感じないのか?
って言われると困ってしまいますが・・・
きっとドイツのタイガーやアメリカのシャーマンを作るときって
ガンダムとかのキャラクターのノリで模型と向き合っているんだろうなーって
今回のアーマーモデリングを読んでいて感じてしまいました
※逆にそういう風に日本戦車を表現できる中須架さんたちの技術や表現力がすばらしいんですが・・・
模型誌の付録についてはやっぱし高いですよねー
僕の頭が固いのかも知れませんが
模型が欲しければ雑誌を買わずに模型を買うんですよね・・・
付録を充実させるくらいならその分に内容を充実させていただきたいと思うんですが
不特定多数の人が読む雑誌ですから色々な思いがあってこうなってしまうんでしょうねー
それでは、毎度のことですが次回作楽しみにしております!!
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>けんぢさん
コメントありがとうございます。
そうですね、僕も日本軍モノは苦手なんですよ。自分から進んで作ることはまずありません。理由はけんぢさんとまったく同じです。
アメリカやドイツのものでも日本軍モノほどではないにしても、やはり何かしら解決しきれないモヤモヤを抱えながら作っています。特にジオラマ作りでは、きれいごとをカタチにしてるようでそれが顕著なのです。
しかし「作りたい」という矛盾するような欲求や、製作依頼に対しては、映画のプロップを作るような気持ちで臨んでいます。
でもね〜やっぱり割り切れませんね。
そう、割り切れないもう一つは、付録付きで値段が高くなる雑誌ですね(笑)
>付録を充実させるくらいならその分に内容を充実させていただきたい
まったくその通り!これまた同感!
いやいや、付録付きで内容充実でいて価格据置きっていうのがイチバンですね。 Like
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はじめまして、いつも素晴らしい作品を拝見させていただいております
ものでございます。
いきなりこの様な書き込みでご無礼極まりないと承知しておりますが
どうしても一度だけでもと思い書かせていただきます。
どうかお許しください、申し訳ございません。
製作の御依頼なのですが1/35 M1エイブラムスを
製作して頂くことはできないでしょうか。
もし宜しければメールにて詳しく書かせていただきたいと思っております。
どうかよろしくお願いいたします。 Like
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>富士さん
お問い合せありがとうございます!
手が遅いもので、時間はがっつりかかりますが、製作のご依頼は随時お受けしております。
詳細メールお待ちしております! Like
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>富士さん
ご丁寧にありがとうございます。
そんなに恐縮されなくても、、、何でも書き込みしていただいて結構ですよ。
メールお送りしておきましたので、そちらのアドレスに詳細を返信ください。よろしくお願いします。
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